1735回 善行者表彰

北澤幸男様
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<北澤さんは北山芹ヶ沢の生まれで78歳、現在収穫体験農場の企画・実践および蓼科高原「私の農園」の主催代表として、野菜作りと収穫体験の実践を通じ来園する小中学生の団体や一般客・ファミリー客を対象に「食と農・自然との関わり」など指導・講話活動を行っています。>

 私がやっていることには2つの柱があります。一つは40アールの畑に野菜を作り、都会の子供たち、家族連れの子供たち等、夏に別荘に来る人たちが子供たちに農業を体験させたいと言うことで、種まきから収穫まで、収穫をしながら農業の話、食の話をして子供たちに食べるものに関心を持ってもらいたいと言うことです。もう一つは270アールの畑(一部有休農地を借りて)で野菜を作りたいという72名の方々の面倒を見ています。その畑の区割をするのが大変で、高齢になるとその畑を維持するのが困難となるため、毎年区割りを変更することになります。体験農場はトウモロコシ、じゃがいも、野沢菜、ミニトマト等を作っています。無農薬有機農業なので作業がたいへんです。医療と同じで野菜も健康なものを作らないといいけません。健康な野菜は中身も十分に入っており、病気にもなりにくい。農薬を使用して作った野菜は、消費者がきれいなもの、形の整ったものを要求するため実際には野菜を痛めてつくったものです。例えば無農薬で野菜を作るのは、トマトが一番大変で18工程を要します。普通はそんなに面倒をみることはできません。行程を怠るとトマトがおこります。トマトの状態を見て手入れを調整します。野菜と話ができるようにならないといけないと思っていますがまだそこには至っていません。
 畑を開放し、ハーブ茶を出し喫茶室を作りたいと思っています。アピオス茶というお茶を試作してみました。今年は7-8月には畑にいます。来ていただければただで美味しいお茶が飲めます。
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Last Update:2018年04月16日
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