1月18日 会長挨拶

 今年は世界の主要国で、選挙イヤー(政権交代)の年と言われています。昨年末に北朝鮮で世襲による政権交代があり、今年は先週台湾の総統選挙で親中国派と言われる馬英中政権が再選を果たしました。
 3月ロシア大統領選挙、5月フランス大統領選挙、6月エジプト大統領選挙、11月アメリカ大統領選挙、12月韓国大統領選挙。秋の中国共産党大会で、中国国家主席が胡錦濤から習近平に代わる予定です。アラブ諸国は、チュニジアから始まった“アラブの春”の民主化運動で2011年中に交代済です。EUの財政問題で話題のPIGS・PIIGS諸国も、財政問題の影響で2011年にすべて政権交代になったと聞いています。
 日本では、安全運転から強行突破路線に進んだように見える野田内閣が、「社会保障・税の一体改革素案」を閣議報告して、消費税を2014年4月から 8%、2015年10月から10%へと増税する計画を発表して、選挙も辞さずの構えです。この一体改革の内容を見ると、消費税の増税だけが目立っています。


Last Update:2012年01月18日