今日は、講師の矢崎和広さんの65歳の誕生日ということです。晴れて高齢者の仲間入りです。2012年で65歳の人口は、2,106,900人、以後4年間が200万人を超えていて、S26生まれまでの5年間合計では10,523,600人(総人口の8.2%)になります。
ちなみにこの統計から65歳以上を集計すると、32,718,700人(25.6%)になります。ちょうど4人に1人強となります。3人で1人の高齢者を支える「騎馬戦」型社会と言うそうです。半世紀前は9人で1人の「胴上げ」型、2050年には1.2人で1人の「肩車」型と呼ぶそうです。この際、高齢者の定義を70歳以上と再定義して、年金の受給開始年齢を引き上げるしか方法が無いような気がします。年金は65歳になると、老齢厚生年金と老齢基礎年金の受給資格が発生しますが、老齢厚生年金は所得制限があって、矢崎さんの場合は全額支給停止と思われます。老齢基礎年金のみ支給されることになります。
200万人の人に月10万円の年金を支給すると、1ヶ月で2000億円、1年間で2兆4000億円必要になります。団塊の世代を中心とする5年間10,523,000人で計算すると、月1兆523億円、年間で12兆6276億円になります。65歳以上の人口、32,717,000人で計算すると、月3兆2718億円、年間39兆2616億円必要になります。年間の税収とほぼ同額です。
こう考えると、セーフティーネットを設けたうえで、年金開始年齢の引き上げ等で給付を削減することを考えざるを得ないかもしれません。
こちらの記事も一緒に読まれております。
Last Update:2012年01月25日