エジプトのムバラク政権が崩壊の危機にあります。アラビアの盟主の動揺は、中東の紛争につながります。また、この国はスエズ運河収入に依存することが大きく、政権が変わって通行料が値上げになりますと、中東の世情不安と相まって、原油価格に反映します。価格の高騰によって、日本の物流・産業に大きな影響が出ると危惧されます。
世界で起きている紛争は、イスラム教とキリスト教の宗教戦争に起因することが多くあります。2大宗教の争いの根元は610年、ムハンマドがメッカ近郊のヒラー山の洞窟で、アラーの啓示を受けたところから始まります。彼が優秀な軍事指導者であったことと、極めて有能な政治家であったことがイスラム教が世界に伝播した要因ですが、両者の紛争の原因は彼が文盲であったことに起因します。中東情勢に注目したいと思います。
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Last Update:2011年02月09日