私の妻の両親が南相馬に住んでいまして、今こちらに避難して来て虹の森にいます。父は去年の今頃、トイレに行こうとして倒れて怪我をし、そのため寝たきりになってしまい南相馬の病院に入院しました。お見舞いに行った時、近くに原発があり嫌なところだなと思いました。その南相馬の病院から他の病院に移されたのが3月10日頃で、その直後の地震のため、自衛隊が再び南相馬の病院に戻してくれました。その後さらに新潟県小千谷の病院に空輸され、その間どこに行ったのかわからない状態が続いていましたが、やっと探し出して介護タクシーで小千谷から茅野に連れてきました。妻もこんな遠い所に嫁いで親不孝をしたと思っていたようですが、今回この遠いことが返って役に立って親孝行出来たと思っているようです。
さて本題のゴルフの話になります。今から40年前になりますが、妹に子供が出来、具合が悪いということなのでお見舞いに行きました。その時、妹の旦那がゴルフの練習に行くというので、よく知らないまま付いて行きました。妹の旦那が打っているのを見てこれは当たるものだと思いましたが、交代して打ってみたら当たらないと言うことがよくわかりました。もともと私は水泳とか陸上が好きですが、野球やバレーボールなど球技は苦手でした。しかし、ゴルフはボールが動いていないし、向かっても来ないと思い、この時ゴルフに惚れました。30球くらい打ったときに一発だけ凄く飛んだ記憶があり、これは俺に向いているかもしれないと思いました。帰ってきてすぐ諏訪のスポーツ屋で道具を探しました。私がサラリーマンで初任給が1万9千円ぐらいの時代に、ドライバーが5万円と高価でしたが月賦で手に入れました。これがゴルフにのめり込むきっかけになりました。
その頃ゴルフをやっている人と言えば土橋善蔵先生などお金持ちばっかりで、やるにはお金を稼がないといけないと思い会社を辞め事業の方にいきました。それからゴルフにのめり込んでいき、私の父が市会議員に出た時、終わったら仲間でゴルフをやろうということで、コースに出たこともない人ばかりでゴルフ場に行ったりもしました。その後1人で三井の森に行ったら「月例」というものがあり、東京などから上手な人が来ていて、こんな世界があるのだと気づき、月例に何度か出るうちに競技というゴルフがあるのを知りました。これから競技志向になり、さらにもっと別の世界があるのを知り、コースにどういう技術で立ち向かえばいいのか勉強させられました。いろんな人から「バーディーをとった後はうきうきしていてOBが出やすいから心穏やかに」など、打つこと以外のこともいろいろ教わりました。私が伸びるきっかけになったのは打ち方が違っていたのに気づいたからです。「初心者は肩から体が回るけど、ゴルフは肩を止めて手を振る」この間違いに気づいた時からどんな難しいコースでもまっすぐ飛ぶということ学びました。皆さんも基本を守っていただければ必ず上達します。
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Last Update:2011年08月24日