8月3日 卓話

「長野県の治安に関するアンケート」
  長野県茅野警察署長 長谷川康彦 様
 自己紹介
 現在55歳 出身地:須坂市
 東北南信地域の警察署に勤務、昨年茅野警察署に勤務。勤務そうそうの御柱祭は大変良い経験になったそうです。セクションも警察本部を含め、交通警備以外は全て経験してきたそうです。
(このアンケートは女性、村部の方、60歳以上の方の意見があまり反映されていないとの事。)
 茅野警察署管内は長野県全体のに対して人口の3.7%、面積の3.7%を受け持っていて、犯罪発生率は3%、少年犯罪発生率は2.8%、交通事故発生率は3.6%となっています。犯罪はここ数年減少傾向にありますが、最近ですと盗みの為に夜、人の寝ている民家に侵入する「忍び込み」が茅野市東部、原村、富士見町において発生しています。是非家の1階部分だけでも窓、戸締りをしてもらいたいとの事。また春先に起きた不審火についても解決しておりませんので、注意が必要です。
 皆さんの事件等の情報入手手段は新聞、テレビ、ラジオが多いですが、報道機関により選択された情報しか届かなくなり、本当に必要な身近な治安情報が入りにくいと思われます。これに対して警察では報道機関への情報以外に交番・警察署からのミニ情報誌(掲示板・回覧板等)、警察署のホームページ・メール(希望する方へ)にて対応、最近では消防の防災無線を利用させて頂いて「振り込め詐欺」等の情報を放送していて、情報をタイムリーに伝えることができるようになってきた。女性・子供に関する犯罪(性犯罪)については被害者を守るという点から情報を流す事が難しい。中には空き巣に入られた事を周りの方に知られたくない被害者の方もいて神経を使っての対応が必要となっています。このような状況で情報を得ることも難しくなっており壁にぶち当たってしまう事も現場では多くあるそうです。


Last Update:2011年08月03日