2002年度に長野県の包括外部監査人という仕事をさせていただきました。1999年度に制度が始まって4年目のことです。田中康夫知事の失職・出直し選挙が行われた年でした。包括外部監査の制度は、監査委員監査を補完するという意味で、1999年度から採用されました。全ての都道府県、政令指定都市及び一定規模以上の市に、包括外部監査が義務付けられています。外部監査人は、公認会計士・弁護士・税理士・監査事務等経験者から選任されることになっています。ちなみに、長野県は制度開始以来全員が公認会計士です。
1年間、県庁での仕事を体験させていただいて、最大の印象は、県の職員が大変優秀だということです。ガラス張り知事室で、田中知事に提出した監査報告を思い出します。
長野県のホームページは非常によく出来ていて、包括外部監査についても、制度発足以来の情報が載っています。ここ5年間は、中地宏さん、鵜川正樹さんという公会計で有名な公認会計士が包括外部監査人になっており、昨年の「指定管理者制度」の監査は結構良い着眼点だと思います。
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Last Update:2011年09月21日