9月7日 会長挨拶

 ここのところ株価が下がり続けています。昨日の日経平均の終値は8,590円。2年4ヶ月ぶりの安値ということです。ところで、長野県に上場会社はいつくあるかご存知ですか? 信濃毎日新聞の株価欄では「県内上場企業の株価」という欄があり、これによると38社となっています。全国の上場会社数は約4,000社ですから、1%弱。人口比では約2%弱。都市地方間格差といえるかもしれません。
 では、長野県で一番最近上場した会社というと、「株式会社電算」が昨年6月に東証2部に上場しています。株式会社電算は、信越放送の子会社でした。上場による売出し等で、持株比率が下がって、連結対象から持分法会社になっています。
 上場会社は金融商品取引法(証券取引法)によって、有価証券報告書という書類を金融庁へ提出することが義務付けられています。信越放送は上場会社ではありませんが、過去の増資等により有価証券報告書を提出しています。直近の2011年3月期で、単体の決算で売上高67億円、最終利益2億円弱の成績です。注目すべきは、期末現金預金が32億円、借入金0、自己資本比率84%という超優良企業です。
 リーマンショック後の株価の安い時期に、あえて子会社を上場させた信越放送にならって、後に続く企業がどんどん現れてくれないかと思います。茅野市内の有力企業もなかなか上場が実現しませんが早く上場してもらって、地元経済や長野県経済が少しでも明るくなって、活性化するのを願っている昨今です。


Last Update:2011年09月07日