2月17日例会レポート

本日の卓話は、米山奨学生 ラ・カム・ヴァンさんによる母国の紹介のお話をしていただきました。
 卓話に先立ち日頃からのロータリークラブへの感謝に応えてぜひ今度の卒業試験で合格したいと抱負を述べられました。
 卓話は母国の紹介ということで日本人の友人達の意見を集めて様々な分野毎に内容を分けてまとめて下さいました。まず政治、経済、軍事では、共産党による一党独裁政治が行われていて政府の運営は極めて官僚的で中国とにている。経済的には、近年日本企業の進出が盛んで2007年には南北を縦貫する高速鉄道の建設に向け両国間で共同委員会が設置されるなど様々なインフラ整備に日本の援助により進行中で両国間は穏やかな同盟関係であり日本人への評価はとても高いとのことです。軍事に関しては、18~27歳の男子に原則として2年の兵役義務(徴兵制)があるそうです。
 ベトナムは日本と同様農業が盛んな国で特にコメはタイに次ぐ世界第2位の輸出国で、またコーヒーの生産量もブラジルに次ぎ世界第2位だそうです。
 最後に身近な食文化、料理についてですが、ベトナムは古来より中国文化の影響を強く受けてきたため、調理方法も中華料理の炒める、蒸す、煮るなどの手法が多いが、魚は日本やカンボジア料理のように直火で焼く場合がありその点は中国と異なるそうです。最も特徴的なところは料理の付け合せに生野菜やコリアンダー、ドクダミ、バジルなどの香草類を多用すること、よく使用する調味料としてはヌックマムのほかオキアミ類からつくる塩辛、大豆や落花生から作るお醤油、塩、コショウなどで、ベトナムの塩は日干しの海水塩が多く味わい深いそうです。
 19~20世紀にかけてフランスの植民地統治を受けたためフランスの食文化の影響も多く残され、例えばバケット、コーヒー、プリンなどが日常の食生活の中に定着しているとのことでした。
 意外なベトナムの一面も知ることが出来た楽しい卓話有難うございました。


Last Update:2010年02月17日