会員講話 高見恭司会員

DSC02944私 と 職 業 奉 仕

株式会社 ト ウ ブ   高見 恭司

2014年~2015年度 RI第2600地区職業奉仕セミナー

 

『はじめに』

弊社が2600地区からの依頼で、

「ユニ-クな発想を持って活躍している企業」の方に、「私と職業奉仕」

のテ-マで、自分の企業について、発表の準備をしていましたら、2600地区の中で、弊社より、もっといい会社のロ-タリアンが2月21日に発表しました。 私は補欠要員でしたが、この場をお借りしまして、発表させて頂きます。

 

『弊社で独自のものとは』

弊社は、公共工事などに使用される建設資材の中で、コンクリ-ト製品製造会社がお客様です。コンクリ-ト製品を安全で、地球環境にやさしく、なおかつ早く工事を終了できるよう、独自の発想で考案・開発後、産業財産権を取得します。目的は既存のコンクリ-ト製品より売価を上げ、お客様と弊社に利益をもたらす、コンクリ-ト製品を考案することを、商いとしています。

 

『産業財産権とは』

産業財産権は特許庁に出願します。

産業財産権とは

過去は「工業所有権法」と言われていましたが現代の経済社会が必ずしも工業を中心でないので、現在は産業財産権と言います。

産業財産権は以下の4つから構成されています。

①特許権

②実用新案権

③意匠権

④商標権

 

「特許庁に支払う特許料金」

特許権取得の場合

「出願料」      15,000円 出願日に必要になります。

「審査請求料」  118,000円+(請求項の数× 4,000円)

審査請求とは、特許庁に審査をお願いするか判断をする基準日は、出願日から3年後の出願日までになり、お願いすると、 「審査請求料」 が発生する。

 

弊社の商いを通じて、体験することは、自分の金儲けに対して「人を泣かせるような金儲け」・「人をだまして金儲けをする」このような非道徳的、非社会的行為をする会社もあり、また弊社に大金を積んで、「自分の会社さえよければ、いい」・「他の会社にはやせらせない」と言った経営者がいたり、弊社を訪問し、弊社の説明を聞いて「ちょっと形状を変えて特許庁に出願して、コンクリ-ト製品を製造し安価の価格で販売する」といった姿勢の会社経営者が多く見受けられます。弊社、私がそのような姿勢を持った経営者を見抜ければ、いいのですがまたまだ若輩もので修練がたりなく、弊社と契約は締結したけど、実施しない会社、類似品を出願する会社もあります。

 

『私と職業奉仕』

私と職業奉仕についてですが、

「職業奉仕」という言葉は完全なるロータリー用語であり、辞書には載っていません。茅野ロ-タリ-クラブに入会させて頂き13年目を迎えましたが、初めて「職業奉仕」の勉強をさせて頂いたものは、以下の通りになります。ロータリーは例会で食事をして話を聞いて寄付をします。ロータリーの例会は食事をするために出席するのではありません。我々は職業人の集まりで、例会に卓話を聞くために出席し、職業人同士の体験談、知識、知恵等を耳にし、職業倫理(自分の職業に対して強く、正しく歩む道)を互いに学びあいます。

また、卓話は聞いては忘れ、聞いては忘れてしまうものなのですが、しかし何度も 何度も聞き、そして忘れていくうちに、次第に自分自身が磨かれ、ロータリーの職業倫理が身につきます。そのため、ロータリーは毎週例会を開き、出席し、お互いに心を磨きあいます。 まず、ロータリアン自身の心を磨き、ロータリアン自身の倫理を高めなければ、世の中に倫理を提唱することはできません。ロータリーの職業奉仕の実践は、まず倫理を追及する例会出席から始まります。


Last Update:2015年03月18日