皆さんこんにちは。年当初からいつか来るとは思っておりましたが、いよいよ始まる時がまいりました。本当に区切り良く今日は7月1日であります。力不足ではありますが、一生懸命やりたいと思いますのでご協力の程宜しくお願い致します。
茅野ロータリークラブは本年度でちょうど35周年を迎えます。今までの輝かしい活動を見させてもらうにつけ身の細る思いがし、体が緊張で震える思いが致します。昨年の小尾会長は、昨年当初の挨拶でロータリークラブをサッカーのチームに例え、チームワークを重視して話しておられました。私はロータリークラブを家族に例えたいと考えます。
私は今、父母と同居しております。ロータリークラブには私の父母と同じ世代の会員がおられ、又、年令の幅は40歳~80歳に及びます。私は最近世の中の変化を強く感じております。世代間における価値観の変化です。それは少子高齢化の流れでもあります。私たちの住む茅野市も平成20年を境に人口がピークアウトし、人口減少都市の仲間入りを致しました。その中で高齢化率はまだ低い方ですが、28%を越え約30%に向かっております。3人に1人が65歳以上になろうとしております。何故家族に例えたかというと、世代によって色々な価値観を持っていると感じているからです。
私の職業は土地の評価ですので、それを例にとると次の傾向が見てとれます。例えば、家の隣の土地が売りに出た場合、私のおやじの世代は「隣地は倍出しても買え」と申します。私たちの世代は「適正価格なら買ってもよい」と。そして私の子供たちの世代は「今家があるから、余分な土地はいらない」と言う次第です。本年は多様な世代がいるロータリーにおいて、【温故知新】を考え方の基本に置きたいと考えます。「古きをたずね新しきを知る」はもちろんですが、古きを大事にし新しきとの交流に力をそそぎたいと思います。過去を知り現在の自分を結びつけることにより、その延長に未来はあるものだと思っています。未来は突然には訪れません。必ず過去と現在との延長線上にあるはずです。古きを知ることには大きな意味があると思います。
最後になりますが、楽しくなければロータリーではありません。楽しいことに対しては貪欲に追求したいと思います。そしてちょっとためにならなければロータリーらしくありません。普段はあまり知らない新しい事について、卓話・会長挨拶等を通して提供したいと思います。そんな考え方で一年間頑張りたいと思います。どうぞ1年間ご協力の程宜しくお願い致します。
Last Update:2015年08月27日