1627回 会長挨拶

皆さんこんばんは。本日は「卑弥呼の歯がいーぜ」という話をしたいと思います。
今夜は夜間例会ということで、美味しい食事をして頂きますが、最近、体で気を付けていることが一つあります。それは食べる時に良く噛むことです。
先日読んだ雑誌に日本咀嚼学会の標語が出ておりました。その標語は「卑弥呼の歯がいーぜ」という標語です。それは8項目の注意点を表しているそうです。
卑弥呼の【ひ】は肥満防止の【ひ】です。よく噛んでゆっくり食べることで脳が満腹感を得て食べ過ぎを防ぎます。
【み】は味覚の発達の【み】です。よく噛むことで食べ物本来のおいしさを感ずることが出来ます。
【こ】は言葉の発達で、噛むことで顔の筋肉が発達し言葉を正しく発音できるようになるそうです。
【の】は脳の発達で、噛むことによりこめかみ付近がよく動き、脳の活性化に役立ちます。
【は】は歯の病気予防に役立ちます。噛むことで唾液がよく出るようになり、虫歯や歯周病の予防につながります。
【が】は癌の予防に役立ちます。唾液に含まれるペルオキシターゼという酵素は食物の発癌性を抑える働きがあるといわれています。
【い】は胃腸の働きを促進します。食物をよく噛むことで胃腸への負担を軽減できます。
最後の【ぜ】。全身の体力向上に役立ちます。しっかり噛むことで歯や顎が鍛えられて歯をくいしばることが出来、全身に力が入るそうです。
以上8項目の効用がある様ですので、「早弁」「早○○」は出世の道具なんてお考えの方は少し考え直してみたらどうでしょうか。本日の食事はマリオさんが腕によりをかけて作った美味しいお料理です。ゆっくり噛んで味わって頂きたいと思います。
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Last Update:2015年08月28日