おとといの月曜日に臨時国会が召集され、新しく民進党の代表に選ばれた蓮舫さんが国会デビューを飾ったわけですが、代表戦の最中、台湾国籍も持っているということで、二重国籍ではないかと新聞などでたたかれました。14日の読売新聞では、1面2面4面に記事を載せ、犯罪でも犯したかのような扱いでしたし、国会議員の資格が無い、釈明が二転三転して嘘つきで党首など務まらない、さらにエスカレートして中国のスパイだという批判までとびだし、そのうち国家反逆罪という話も出るのではないかというくらいの批判の仕方でありました。
マスコミなどは、正義感ぶって、まるで鬼の首でもとったかのように批判をしましたが、蓮舫はクラリオンガールに選ばれたくらいの大変きれいな方で、弁もたちますので、やっかみでいじめているような気がします。二重国籍はそんなに悪いことなのでしょうか、大いに疑問であります。
アメリカをはじめ、多くの国で二重国籍は認められています。日本には、4,50万人の二重国籍の人がいるそうですが、日本の国籍法では、二重国籍は認められていませんが、罰則はありませんし、二重国籍の解消は努力義務でしかありません。
マスコミは、蓮舫に対し何か恨みでもあるのかというくらいのバッシングで、犯罪を犯した、嘘つきで大変悪い人間だ、というイメージを作りたいようでありますが、国民もバカではありません。
日本テレビの世論調査によると、「国会議員がいわゆる二重国籍であることは問題だ」が14.6%、「当初の発言と食い違っていたことが問題だ」が15.5%、「日本国籍を持っており問題ない」が30.4%、「そもそもいわゆる二重国籍自体を問題にすることはない」が31.7%であったようです。
マスコミは批判することはけっこうですが、何か言うとすぐにたたかれるので、最近の政治家の発言は、優等生的なつまらないものばかりで、国民の政治への関心もどんどん薄れるのではないか心配です。田中角栄が今ブームだそうですが、そんなことも影響しているのではないかと思います。私は民進党の支持者ではありませんし、民進党のこれまでの代表の方は皆さん地味でつまらなく、あまり関心が無かったわけですが、蓮舫は人気も抜群で大いに注目されると思います。政治家は人気商売ですので、関心が無いというのが、一番困るわけでして、蓮舫が代表になったことで、民進党への注目度もかなりあがると思います。
出るくいは打たれますが、出すぎた杭は打たれません、蓮舫さんにはそんなスケールの大きな政治家になって頂きたいと思います。
Last Update:2016年10月15日