1678回 会長挨拶

8日の土曜日、島田帯祭りの見学をかねて、島田ロータリークラブとの交流に行って来ました。今回は小宮と重なった方が多くて、10人での参加でしたが、お酒に関しては、精鋭ぞろいでして、しっかり友好の輪を広げてきました。今回は、祭りのメイン道路に面した割烹ホテルの2階に席を設けていただき、大名行列や屋台踊りをしっかり堪能して来ました。島田ロータリーには今回も大歓迎していただき、楽しい時間を過ごすことができ感謝したいと思います。
先週は、超低金利ということもあって、不動産が非常によく売れているという話をしましたが、つい先日、住宅金融支援機構の抵当権設定登記をやったんですが、金利は0.64%でした。もうこれ以上下がりようがないところまできました。土地を買う人の目的は、住宅を建てる、別荘を建てるためという人がほとんどですが、中には相続税対策で土地を買うという人もいます。前にも1度この話をしたんですが、今日は諏訪税務署の金澤署長さんがいらっしゃっていますので、是非ご意見をお聞きしたいと思い、再度お話しさせていただきます。皆さんの中にも、相続税対策をしなければいけない人が、たくさんいますので、しっかり聞いておいて下さい。
私が売買登記の仕事をさせていただいた中では、二人の方が、相続税対策で土地を買いあさっています。守秘義務がありますので、詳しいことは言えませんが、二人とも大変業績のいい会社の社長さんです。本人は相続税対策で買うとは決して言いませんが、買う物件を見ればわかります。
何を買うかというと、山林や原野です。山林や原野だと、何でもいいというわけではなくて、比較的平らで、水道管が近くを通っていて、できれば下水道が通っていればなお結構なんですが、家を建てようとすれば、すぐに建てられるような山林・原野を買います。
つまり、売りやすい、換金しやすい土地を買います。
ではなぜ、相続税対策になるのかといいますと、たとえば、1㎡1万円の山林を1,000㎡、300坪くらい、1000万円で買ったとします。固定資産税の評価額は山林原野は1㎡当たり約30円ですので、3万円です。相続税の評価額はというと、倍率で2.5倍くらいですので、3万円×2.5で、75,000円になります。つまり、1,000万円が75,000円に化けるわけです。値上がりしなくてもよくて、買った値段で売れさえすればいいわけです。こんないい相続税対策は、他には無いと思います。
去年から、相続税の基礎控除が大幅に引き下げられ、3,000万円プラス相続人1人につき600万円になりましたので、今までは相続税を払わなくてよかった人も、相続税を払わなければならなくなりました。
金澤署長さんには、こういう方法は脱法行為では無い、ちゃんとした節税なのか、もっといい節税の方法があれば、それもお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。

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Last Update:2016年11月18日