1688回 会長挨拶

先週は諏訪大社に初詣に行って、おみくじを引いたら「吉」だったと言うことで、おみくじの順番の話をしましたが、皆さんは初詣に行ってお賽銭はいくらあげたでしょうか。私は何も考えずに100円上げたんですが、いくら上げるのがいいのか、気になりましたので、又調べてきました。
お賽銭の額を聞く、あるアンケートで「10円」と答えた人が、一番多かったそうですが、お賽銭に10円玉はダメだそうです。その理由は「10円」は「とおえん」とも読むことから「遠い縁」であり、「縁が遠のいてしまう」ということです。
縁起のいいお賽銭の額ですが、ご縁がありますように、ということで5円。10円でも5円が2枚で、重ね重ねご縁がありますように。11円、いいご縁がありますように。あと、15円は十分ご縁。25円は、二重にご縁。41円は、始終いい縁。45円は、始終ご縁。105円は、十分ご縁。115円は、いいご縁。125円は、十二分にご縁。485円は、四方八方からご縁がありますように。そして最後に1万円、円万ということから「円満」に通じるそうです。
ニコニコボックスに毎回のように1万円入れていますが、さすがにお賽銭で1万円と言うのは躊躇してしまいます。
反対に、悪い意味になってしまう金額もあるので注意して下さい。65円、ろくなご縁が無い。75円、何のご縁も無い。85円、やっぱりご縁が無い。500円、これ以上効果(硬貨)がない。500円がダメというのは驚きですが、あくまでこれは、語呂合わせで、その人の感謝の気持ちが何より大事、自分がそのときに供えたい、と思った金額が、一番いいそうです。来年の参考にして下さい。
この間の日曜日の長野日報に、茅野市営の6つの温泉施設の利用者が、前年に比べ5.5%減り、利用料収入も1.6%減った、という記事が載っていました。温泉好きな私としては、大変興味がありましたので、じっくり読ませていただきました。
昨年の4月までは、市内・市外を問わず、料金は大人400円で一律でしたが、4月から料金が改定されました。市内は400円でそのまま、市外の人は600円に大幅に値上げされました。その影響で客離れが進んだそうです。
利用者が大幅に減ったのは、菊沢の望岳の湯と金沢の金鶏の湯です。
望岳の湯は、原村の柳沢、大久保、柏木がすぐ近くで、金鶏の湯は富士見の神戸がすぐ隣ですが、原村、富士見の常連客が、値上げの後、来なくなったそうです。すぐ近くで、毎日くらい通っていたのに、行けなくなった。意地悪をしたようで、かわいそうなことをしてしまったような気がします。
対照的に、縄文の湯は、観光客や登山者が2割以上利用するので、入場者は4%くらい減りましたが、収入は7%近く増えたそうです。
私はよく、北杜市のむかわの湯や延命の湯に行きますが、ずっと以前から市外は市内の倍以上の料金で、今は大人810円です。茅野市は、前は市内・市外、差別無く一律で、大変良いことだと思っていましたので、去年、別料金にするようになって、残念というか、寂しい気持ちがありました。温泉に入るのに、市内も市外も関係ありません。みんなで仲良く、楽しく入ればいいんです。
茅野市は、温泉施設は、「市民の福祉と健康の増進を図る」のが目的で、今回の値上げは、「受益者負担の公平性を図る」のが狙いで、「設置目的を変える予定はない」ということですが、それでいいんでしょうか。茅野市は、観光に力を入れて、観光客の増加を目指す、と言っています。温泉は、観光の魅力ある資源です。市外の方の料金を高くする、と言うことは、「この温泉は市民のためのもので、お前らよそ者は来るな」、と言っているようなものです。料金を、前のように市内・市外を問わず一律にして、観光客の方に、茅野にはいい温泉がたくさんありますから、是非寄って温まって下さい、とPRした方が、喜ばれますし、また来てくれると思います。せっかく、はるばる遠くから、茅野に来てくれたんです。温泉くらい安い料金で、楽しんで帰ってもらいましょう。それが、ほんとうの「おもてなし」だと思います。
市長はどう思われるでしょうか。

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Last Update:2017年02月15日