1689回 会長挨拶

22日の日曜日は、スポーツ盛りだくさんの日でした。色々なスポーツがありました。テレビでもやっていましたので、ご覧になった方も多いと思います。皆さんはどのスポーツをご覧になったでしょうか。
まず、大相撲を見たという人が、一番多かったのではないか、と思います。稀勢の里、初優勝。横綱・白鵬を破って、横綱昇進を決めました。何と19年ぶりの日本人出身の横綱です。1998年夏場所後に昇進した3代目若乃花以来だそうです。驚いてしまいます。稀勢の里の新入幕は18歳3ヶ月で、貴乃花に次ぐスピード出世でしたが、新入幕から73場所、実に12年かかっての横綱昇進は、歴代一番遅い記録です。稀勢の里の言葉です。「結果を残してこそ、あの時があったから、と言える。そうでなければ、ただの過去。夢は見るものじゃない。一番上での景色を見てみたい。」苦労人らしい重い言葉です。
リオのオリンピックで、一躍メジャーになった卓球もありました。全日本選手権。男子は、オリンピックでメダル2つの水谷が9度目の優勝。女子は、オリンピックは補欠で出られなかった平野美宇が優勝。16歳9ヶ月での優勝は史上最年少記録です。オリンピックに出られなかった悔しさをバネに、最年少女王の座を勝ち取りました。平野美宇選手の言葉です。「好感度をアップするために頑張っていたんですけど、試合に勝つのがスポーツ選手。別に嫌われたっていい。」16歳の女の子の言葉です。恐れ入ります。
私の好きなゴルフもありましたが、私は見逃してしまいました。男子ゴルフツアー開幕戦。SMBCシンガポール・オープン。優勝したのは、昨年国内シニアツアー賞金王のタイのマークセン。年齢は50歳。ゴルフは年ではありません。マークセンの言葉です。好調の秘訣は「早く寝て、健康的な食事をして、タバコを吸わず、アルコールも飲まない。無理をして出かけず、普通の生活をする。」私も参考にしたいと思います。
私はテレビで何を見たかと言いますと、みなさん意外に思うかもしれませんが、テニスです。やるのはゴルフ、見るのはテニスです。全豪オープン4回戦。錦織対ロジャー・フェデラー。錦織は世界ランク5位、フェデラーは17位。しかし、フェデラーは35歳で全盛期は過ぎましたが、元世界ランク1位、グランドスラム優勝実に17回という、テニス界のレジェンドです。解説者も言っていましたが、スポーツの域を超えて芸術的なプレーの連続で、3時間23分のまさに死闘でした。結果はセットカウント3対2でフェデラーが勝ちました。最終セットまでもつれましたが、内容的には、サービスエース何と24本、フェデラーの圧勝でした。最終5セットの開始前、錦織はメディカルタイムアウトをとって、5分くらい腰のマッサージを受けていましたので、体力的にも精神的にも、限界を超えていたと思います。第1シードのマリーと第2シードのジョコビッチが敗れてチャンスでしたが、錦織のグランドスラム優勝の夢は消えてしまいました。錦織は努力し進化していますが、努力だけでは世界の頂点に立てません。4大大会優勝そして世界ランク1位・世界の頂点に立つためには、何が必要なのでしょうか。それは、生まれ持った才能と運ではないか、と思います。期待したいと思います。
最後に、今日は奥様方も大勢いらっしゃっていますので、夫婦をお題にした川柳を紹介して終わりにしたいと思います。
メシと風呂 どちらにする? とオレが聞く
「朝起きて 妻はエステで おれゴミ捨て」
「君の名は? 妻にたずねる ボケ親父」

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Last Update:2017年02月15日