1704回 会長挨拶

温泉が大好きな私は、ほとんど毎日、河原の湯に行っています。先週の金曜日の長野日報の第一面に「茅野市営6温泉施設の利用者、4年ぶり、60万人割れ」という記事が載っていました。1月に柳平市長が卓話に来た時も、話をしたことがありますが、私にとっては、今流行の森友や加計学園をめぐる、モリにしますか、それともカケにしますか、というそば学園疑惑よりも、はるかに関心がありますので、再度、話をさせて頂きます。
市営6温泉施設の2016年度の利用状況は、利用者は前年度比4・7%減の57万7534人、利用収入は2・4%減の約1億9千万円、約400万円の赤字でした。昨年4月までは市内・市外を問わず料金は大人400円でしたが、4月から市内は400円でそのまま、市外の人は600円に大幅に値上げされました。その影響で客離れが進みました。
利用者が大幅に減ったのは、菊沢の望岳の湯の7・8%減と金沢の金鶏の湯の6・3%減です。望岳の湯は原村境にあり、柏木、大久保のすぐ隣で、金鶏の湯は富士見境にあり神戸がすぐ隣です。原村・富士見の常連客が、値上げの後、来なくなりました。お隣で、すぐ近く、毎日行っていたのに、行けなくなってしまった。
市外の人の料金を高くする、ということは「この温泉は市民のためのもので、よそ者は来るな」と言っているようなものです。茅野市民として、何か意地悪をしているようで、情けない気持ちになってしまいます。
茅野市は、温泉施設は「市民の福祉と健康の増進を図る」のが目的で、値上げは、「受益者負担の公平性を図る」のが狙いで、今すぐ利用料金を変えるのは避けたい、としています。柳平市長も卓話で、料金改定について「市民のことを第一に考えたい、市民ファーストだ」と言っていました。職員の方も市長の判断を忖度して、そう言ったのだと思います。
しかし、本当にそれでいいんでしょうか。茅野市民は、喜んでいるんでしょうか。大いに疑問です。
温泉は裸の付き合いです。温泉に入るのに、金持ちも貧乏人も関係ありませんし、市内・市外も関係ありません。みんなで仲良く、楽しく入るのが1番です。
茅野市は観光に力を入れて、観光客の増加を目指す、と言っています。蓼科湖畔の土地を東洋観光から買って、公園を整備するのに大金をつぎ込みました。
ハコモノさえ作れば観光客が来てくれる、そんな甘い時代はとっくに終わっています。1番大切なのは、「おもてなし」の心です。
温泉は、観光の魅力ある資源でもあります。料金を以前のように市内・市外を問わず一律にして、観光客の方に、茅野には、いい日帰り温泉が6つもありますから、是非寄って温まって下さい、とPRすれば、喜ばれますし、また来てくれると思います。せっかくはるばる遠くから来てくれたんです。温泉くらい安い料金で、楽しんで帰ってもらいましょう。それが本当の「おもてなし」ではないでしょうか。
温泉の話はこれくらいにして、恒例のゴルフの結果ですが、今週は、今日入会する長田君と平吉君そして敏臣さんと一緒に回りました。アウト42・インも42トータル84、自己ベストが出ました。まぐれではありません、2週連続の80台です。70台も見えてきましたが、そんなに甘いものではありません。80台で回った次は100回ということはよくあります。それがゴルフの不思議なところで、むずかしいところです。
来週はいよいよ会長杯のコンペです。昨年は、優勝宣言して優勝してしまいましたので、今年は連覇がかかっています。しかし会長杯で会長が優勝するというのも変ですし、アンダーで回る、ハンデもアンダーの浜整之介さんも出場します。賞品を持って帰れば広子がとても喜びますので、今年は、2位狙いで行きたいと思います。
最後に、今週も言います。「ロータリークラブの会長は終わりますが、ゴルフはまだ快調です。」

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Last Update:2017年08月04日