1777回 会長挨拶

 今日はコヒガン桜が満開です。本日の春には桜が一番似合いますね。皆さんも日本の春を楽しんで下さい。
 今日が平成の時代最後の会長挨拶です。
「内平かに外成る、地平からに天成る」からの平成の年号でした。この時代はいかがだったでしょうか、新しい市長と県議も決まりました。若い力に期待したいです。
 今日、三井弁護士さんの卓話です。宜しくお願いします。
 先日前市長、矢崎和広さんの葬儀がしめやかに執り行われました。逝去される3日前にお会いした時「令和」の新しい年号も決まった。この令和の時代を1年でも2年でも生きなければと云った時「俺は平成と共に去りぬ」といっていましたが本当にそのようになり残念でなりません。人情派で合理性があり大胆で繊細であり、おおらかさの中に緻密さを持つ相反する両面を合わせ持つ大きな人物でした。そんな中から「たくましく、やさしい」の言葉が生まれただろうと思います。座右の銘は高杉晋作の「面白き事も無き世を面白く」住みなすものは心なりけりだと云っていました。物事の判断基準をその事が面白いか面白くないかで決めるとも云っていました。
 座右の銘は高杉晋作でしたが風貌、人情厚く人を引き付ける魅力は西郷隆盛に近いものでした。
諏訪地方の西郷隆盛だった様に思います。市長の職にしても県の教育委員長の職にしても潔く辞しました。その潔ぎ良さの思いをいつも「散りぬべき時を知りこそ世の中の花も花となれ人も人なれ」の歌に表していました。
 惜しまれつつ72才の若さで極楽浄土へ旅立ち人生最後まで潔ぎ良い生き方でした。
ご冥福をお祈りいたします。


Last Update:2019年05月13日