1618回 会長挨拶

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皆さんこんにちは、昨日3クラブのチャリティーゴルフ大会のチャリティー金

を、茅野ライオンズ・諏訪大社ロータリーそれぞれの会長さんと社会福祉協議会に行って来ました。金額は19万円です。今年で23回になりますが、続けることが大切だと思いました。ゴルフ好きの皆さんのお陰です。

5月14日アメリカのブルーズの神様BBキングがなくなりました。

BBキング、もう忘れかけていましたが、そういえばコンサートに行ったなって思い出しました。

私が20才の時だと思います。B.B.キングとアルバートキングの2大巨匠の、ジョイントコンサートが中野サンプラザでありました。

当時はよく新宿のロフトとかコンサートに行っていましたが、ブルーズのコンサートは、初めてでロックとはちょっとのりが違う感じで、新鮮でした。

中野のコンサートはBBキングが50歳・アルバートキングが53歳で脂がのりきった頃だと思います。今思うとコンサートの時はもっと年寄りに見えて、「しっかりコード押さえろよ」なんて掛け声がかかって、アルバートキングは、何の事だかわからなくて、ステージの上から「イェーイ」と返して、会場が爆笑していました。

そのコンサートには日本の有名がミュージシャンの方も大勢来ていました。

私が好きだった、ギタリストの竹田一夫さんも来ていました。帰りのロビーであって、このコンサートのプログラムにサインをもらいました。4年前上古田に移った時片付けをしていたら、そのコンサートのプログラムがでてきました。どこにしまったか忘れていましたが、学生時代の物と一緒の段ボール箱に入っていました。今は宝物として大切にしまってあります。

また、中野というと思い出すことがあります。中野駅で新宿に向かって左側に

中野サンモールというアーケード街があります。そこを抜けたところに「中野ビアズレー」というジャズ喫茶があり、そこに初めて行った時のことですが、変わったスピーカーがありいい音がしていました。JBLの「パラゴン」というスピーカーでした。

田舎者なので、初めて見る形・初めて聞く音びっくりしました。その言葉だけでした。しばらく聞いていましたが、思わずスピーカーはどうなっているのと思い中を覗き込みました。ほんとに田舎者だったことを思い出しました。

さて話は変わりますが、少し鍛冶屋の話をしようと思います。

包丁・鉈・鎌・ナイフなどの刃物の基本的な構造は、片刃と両刃です。

出刃包丁・柳刃包丁などの片刃で、普通家庭で使う三徳包丁・菜切り包丁などは両刃です。鉈・鎌については、この地域ではほとんど片刃です。場所によっては両刃の鉈・鎌を使うところもありますが、単純に切るという刃物本来の機能は、片刃のほうが切れ味は良いと思います。

材料の地金は通称極軟鋼と言います。炭素量が少ない鋼材です。

ハガネですが、製造業の方は各種のハガネを使っていると思いますが、刃物鋼としてのハガネの種類は、大きく分けると白紙・青紙の2種類です。

島根県の安来市にある日立金属の安来工場で作っています。よく安来鋼と言われていまして、不純物が少なく精度の高いハガネとして知られています。鋼材メーカーでも作っていますが、安来工場の純度がでないと言っていました。

この純度が切れ味に影響します。安来工場では、3種類のハガネの中に1と2という種類があり、白1・白2・青1・青2といったものと、青紙スーパーと言ったものも最近では作られております。

それぞれのハガネは性格が違いますので、作り方特に熱処理が違います。

また、当然切れ方も違いますので、鍛冶屋も料理人もハガネにはこだわりを持った人が多いです。

作り方は簡単にいうと1000度以上の炉でハガネを鍛接して、鍛造で形をつくります。800度で焼き入れをします。200度で焼き戻しをして、研磨して完成となります。簡単に言えますが、工程がたくさんあり結構めんどうくさいです。工程がたくさんあるので、それぞれの鍛冶屋の腕がでます。

本当に一般的な話ですが、包丁のハガネは青2が良いとされています。帰って包丁を見てください。昔からの作り方の包丁だとすると、安来青とか青鋼とかの刻印があるものがあります。また、最近ステンレス系のハガネもありますので、GとかVとか銀とか刻印があると思います。

簡単な包丁の選び方ですが、材料の刻印などの表示があり、作り手の名前のある物を信用できる店で買う事。これが大事です。

長くなりましたが、これで今日の挨拶とさせていただきます。

 

 

 


Last Update:2015年05月20日