1667回 会報

例会の様子はこちら →  RC1667

1667回 会長挨拶

みなさんこんにちは

大澤ガバナー補佐、ようこそお出で下さいました。新年度の最初の例会がガバナー補佐訪問例会ということで、また大澤ガバナー補佐にとりましても、諏訪グループ最初の訪問例会ということで、記念すべき例会となりました。本日はよろしくお願いします。

いつかこの日が来ると思っておりましたが、いよいよ始まりました。喜びというより、不安と緊張でいっぱいであります。せっかく会長をやるからには、自分らしく、笑顔を忘れず、明るく元気にやりたいと思います。そして、思いっきりロータリーを楽しみたいと思っております。皆さんに支えて頂き、1年間悔いの残らないよう、全力でやりきりたいと思います。あらためて、ご協力の程よろしくお願いいたします。

今日の話ですが、「国際ロータリー定款」の改定の話をしたいと思います。

定款といえば司法書士の私にとって専門分野ですので、第1回例会にふさわしい題材ではないかと思います。ただ、司法書士が仕事の上で見る定款は会社の定款でありまして、ロータリーの定款も恥ずかしながら不勉強で、一度も見たことが無かったので、大雑把な説明しか出来ませんので、ご容赦いただきたいと思います。

ロータリーの友の6月号に「ロータリーの明日」という題で、国際ロータリーの規定審議会のレポートが載っていましたので、お読みになって驚いた方もいらっしゃると思いますが、4月10日から15日、アメリカのシカゴで規定審議会が開催されまして、規定審議会というのは、3年に1度シカゴで開催され、ロータリーの規定の改定を審議する、国際ロータリーの立法機関ですが、そこでロータリーの歴史を変えるような重大な規定の改定が数多くなされまして、7月1日より効力が生じております。

今回の審議会では、例会スケジュールや会員の資格条件などに関して、より多くの裁量権をクラブに委ねる立法案が可決されております。

まず、例会についてですが、簡単に言えば、クラブが月に少なくとも2回以上の例会を行う限り、いつ、どのくらいの頻度で例会を開くか、あるいは必要に応じて例会を変更又は中止するとか、また例えば奉仕プロジェクト又は社交行事を例会とみなす、というように、何をもって例会とするか、について、より多くの裁量権がクラブに与えられました。

「標準ロータリークラブ定款」の「本クラブは、毎週1回、細則に定められた日及び時間に、定期の会合を開かなければならない」という規定が変更になったわけではなく、あくまでも「毎週」が基本で、それ以外の回数を「各クラブの規則に定めてもよい」ということです。規則さえ変更すれば、月2回の例会でもいいよ、ということであります。

この規定変更により、これまでより、年間の例会回数を減らすことが可能になりました。クラブの運営費で、一番大きいのが例会費ですから、例会を減らすことが出来れば、財政的に楽になりますので、他の奉仕活動に、より多くの予算を使うことが可能になります。また、会員増強という面でも、毎週例会に出るのが負担な人も、月2回だったら入会してもいいかなと思う方もけっこういると思います。各クラブにとって、大変重大な問題であります。茅野としても、今後どうしていくのがいいのか、早急に議論をしていきたいと考えております。

次に、会員の資格条件の改正ですが、RI定款の会員資格6項目という、皆さんよくご存知の「一般に認められた有益な事業や専門職務の所有者、共同経営者、法人役員、支配人のいずれかであること」という条件がありましたが、すべて削除されました。そして、「クラブは、善良さ、高潔さ、リーダーシップを身をもって示し、職業上および地域社会でよい評判を受けており、地域社会および世界において奉仕する意欲のある成人によって構成されるものとする」と変更が加えられました。今までは、会社の社長や役員あるいは税理士や司法書士といった資格者でないとロータリーに入れなかったわけですが、これからは、主婦の方や普通のサラリーマンの方でも奉仕する意欲のある人でしたら、入会できることとなりました。どのような方が入会できるのかは、クラブの裁量に委ねられることとなりました。会員増強にとって、今まで声をかけられなかった人にも、声がかけられるようになりましたので、どんな方が入会してくれるのか、本当に楽しみであります。

次に、入会金に関してでありますが、RI細則と定款から「入会金」が削除され、新会員は入会金を支払わなくても入会できるようになりました。

ロータリーの友の6月号の記事では、すべてのクラブで新会員に対して入会金の支払を求めることが出来なくなった、と書かれていましたが、これは間違いで、クラブは入会金の規定を細則に加えることが出来るので、各クラブの裁量で今後も入会金を徴収できます。茅野としても、入会金をなくせば、入会のハードルが一つなくなるわけで、会員増強との絡みで、どうして行ったら良いのか、考えたいと思います。

もう1点財政面で重要な改正ですが、3年にわたって4ドルずつ人頭分担金を増額する立法案が採択されました。

この他にも、ローターアクターが同時にロータリークラブの正会員になることを認める制定案も採択されるなど、様々な変更があったわけですが、時間の関係で省かせて頂きます。

クラブに重大な裁量権が与えられたということは、それだけクラブの責任が重くなったということを意味します。茅野ロータリーとして、例会運営をどうするのか、細則をどうするのか、未来を見据えて早急に議論し、年内に結論を出したいと考えております。

そんなことで、会長挨拶を終わりたいと思います。

1666回 会報

例会の様子はこちら  →  RC1666

1665回 会長挨拶

本当にこの日が来るのを、何度となく指折り数えたことか。そんな気持ちが本当の所です。一年間本当に皆さんにはご協力、ご援助頂いたことに感謝申し上げます。最終の例会には何をお話ししようかと迷った所ですが、昨年小尾会長は、地元の行事である火とぼしの話をされました。本年はやっぱり私も地元の話をさせて頂きたいと思います。
皆さんは秋葉神社という神社をご存知でしょうか。塚原の永明寺山のふもとにも「秋葉神社のほこら」があります。秋葉神社は日本全国に点在する神社で、神社本庁傘下だけで、約400社あります。その祭神は火伏せの神として広く信仰された「秋葉大権現」だそうです。総本社は浜松市天竜区春野町にある神社で、秋葉大権現の起源であります。私は塚原地区の人間でありますので、小さい時から秋葉山の火祭り(秋葉神社の例祭)に参加をしておりました。本年は約一週間後の6月23日の夜行なわれます。午後6時に永明中学校裏の空き地に集合し、そこにある種火からそれぞれ持ち寄った松明(タイマツ)に点火し、約30分位行列を作りながら永明寺山の秋葉神社まで火を奉納致します。昔は各家庭に番傘がありましたので、その傘を逆さにし、上にまとめ上げた中におが屑を詰めて松明を作りました。だんだん時代が進むにつれて、番傘のある家が少なくなったので、缶詰の空缶を長い棒の先に吊るし、その中に灯油に湿らせたボロ布を入れ、松明の代わりとしました。もっと時代が進むと缶カラが環境に優しくないという事でそれが禁止となり、現在はサランラップの芯の中に灯油に湿らせたボロ布を詰め込み、松明の代わりに使っております。その行事のお駄賃は森永製菓のミルクキャラメルで、皆さんご存知のあの黄色い箱のやつです。50年間今でも変わっておりません。私はロータリー活動をする中で、地域への愛着を忘れてはならないと思っています。色々な奉仕活動の根源は地域愛であり、それが日本、そして世界に広がっていく様な気が致します。
あと、私たちの周りには色々な神様がおります。お荒神様。お荒神様はかまど神とも呼ばれ、火を使う台所に祀るのが本来の祀る場所だそうです。家庭の台所で祀る「三宝荒神」(サンポウコウジン)と、地域共同体で屋敷外に祀る「地荒神」(ジコウジン)があるそうです。不浄や災難を除去する神様です。又、庚申塔(コウシントウ)というのをご存知でしょうか。庚申塚ともいわれます。庚申は庚(かのえ)申(さる)の組み合わせで、暦の上で60日に一度回ってくる庚申の日に、その夜を眠らずに過ごして健康長寿を願う信仰です。全国各所に祀られており、塚原にも商工会議所の裏の辻の角に祀られております。
日本人の世界に誇れる特徴は「神を選ばない」、言葉を変えれば「何でも信仰出来る」のが大きな特徴であります。私は この日本人の持つ特質が、世界平和に繋がるのではないかと考えます。本年は御柱の年でしたが、戦争もなく、色々な神様に守られながら日々を過ごせる日本人はとっても幸せだと思います。
一年間つたない話を聞いて頂き本当に有難うございました。以上で会長挨拶とさせて頂きます。

1665回 会報

例会の様子はこちら  → RC1665