3月12日に行なわれました 創立35周年記念講演会、記念式典、祝賀会におきましては、皆様のご協力を得て、成功裏のうちに終了することが出来ました。本当に有難うございました。鎌田先生の講演内容は非常にわかりやすく、茅野市民の皆様を含め約150名近くの人に聞いて頂くことが出来ました。後で知人の方から、本当に良い話だったとお礼の電話があった程です。
二次会も仲町の秀で行ないましたが、入りきれない位のメンバーに集まって頂き、そして富士見ロータリークラブの会長、幹事、諏訪ロータリークラブの会長も残って頂き「茅野らしい式典並びに祝賀会ができましたね」とお褒めの言葉を頂きました。祝賀会の長崎ぎりぎりバンドの皆様にも、会場を盛り上げて頂き感謝申し上げます。
式典を統括して頂いた五味実行委員長、篠原副実行委員長、司会を担当して頂きました古野副部会長、新聞の一面買い取りをして頂いた坂田副部会長、会場移動を担当して頂いた竹村副部会長、鎌田先生講演会のフォローをして頂いた桑澤副部会長そして、式典の設営準備を担当して頂いた吉田副実行委員長、福島副実行委員長、加藤幹事、田中副部会長代理に感謝申し上げます。そして陰のシナリオライターとして活躍された高見実行委員会幹事には特に感謝申し上げます。
突然でしたが、私が幹事をさせて頂いた時の会長の栁澤孝男さんも退院を早め、会場に顔出しをして頂きました。茅野クラブの義理堅さに涙が出る思いが致しました。又、これも突然でしたが、三井パストガバナーから、3日位前に出席したいとのご連絡を受け、どの様に対応したらよいか事務局の名取さんには特別のご苦労をお掛け致しました。有難うございました。
望月ガバナーがおっしゃられたのですが、周年を皆でやることによりクラブの結束が強くなるのだと言っておられました。
最後になりますが、茅野クラブのチャーターメンバーである矢崎和幸部会長、平出公仁部会長、藤澤武則部会長、土橋善蔵部会長、牛山武明部会長には役員会に全出席して頂き、又、当日も各場面でご協力頂きましたことに特に感謝申し上げたいと思います。有難うございました。
周年が終わりいよいよ御柱モードとなってまいりました。島田ロータリークラブから30名を超えるお客様を、十日町からは会長、会長エレクト、十日町博物館長を含め5名のお客様がまいります。茅野クラブ最後の大きなイベントになりますので、当該事業に対しましてもご協力をお願いし、会長の挨拶とさせて頂きます。
矢崎会長欠席のため、初めてこの役を与えて頂いてありがとうございます。
35周年にあたり、20年以上在籍している会員が私を含めて25名で、会員の4割以上ということになります。15年以上の会員だと6割になります。記念冊子の原稿を見させて頂くと「良い仲間」だとか「素晴らしい仲間」だとか楽しく参加していることが伺えて、非常に素晴らしいことだと思います。茅野RCは特に子供の育成への取り組みが素晴らしいと感じています。こういう事業を続けていくことが次へのステップに繋がるものと考えます。
茅野高校のボランティアクラブの震災地での活動が新聞に紹介されていましたが、これからは東海高校だけでなく茅野高校の活動も支援していったらどうかと個人的に思いました。高校生の「影の功労者」なんていうのも良いのではないかと。35周年を機に新たな奉仕活動ができれば良いなと考えます。
3月はロータリーのテーマ「水と衛生月間」ですので、今回は水に関する話をさせて頂きます。世界的な活動として「TAP PROJECT」をご存知でしょうか。
「TAP」というのは蛇口。この「TAP」は水道水を指しています。飲食店などで私たちがただでもらえる水。飲むときに100円の募金を呼びかけられます。そして、集まったお金は世界の子供たちに安全な水を提供するために使われるというプロジェクトです。このプロジェクトは、2007年ニューヨークで始まって、既にアメリカ46の州、カナダ、ニュージランド。東京にも広まってきました。そして2009年夏横浜で開かれた時に行われた、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンの講演内容を紹介したいと思います。
「今現在、地球上で8億6000万人の人が安全な水が飲めないんです。半数は子供です。5歳未満の子供たちの5人に1人は、安全な水が手に入りません。汚れた水で亡くなる子供たちは、1日4000人もいるんです。
今、水の状況はどうなっているのか。改めて考えてみたいと思います。いうまでもなく、人間は水がなければ生きていけません。私たちの体も60%は水分です。この地球の表面も3分の2は水で覆われています。でも97%は海水です。淡水はわずか3%。しかもそのほとんどが氷山の中に存在しているんです。結局、人間が直接使える水の量というのは、だいたい0.01%なんだそうです。その70%は農業用水。工業用水は20%。生活用水は10%です。
そもそも人間が生きていくために、一日どれくらい水が必要かというと、2リットルが必要です。でも、発展途上国の人々はそのわずかな水が手に入らないんです。じゃあ先進国はどうなっているのか。日本を例に出してみると、私たちが一日使う平均水の量は242リットルです。東京の場合は、370リットルです。その差は明らかです。1人当たり使う水の量が増えたというのですが、それは先進国の中で増えているんです。でも、恵まれているはずの日本はなぜか水輸入ナンバーワンと言われているんです。それは飲み水ではございません。いわゆるバーチャル・ウォーターです。目に見えない水のことです。
これは食べ物と直接関係しているんです。日本の食糧自給率は41%、つまり60%近くは食べ物を外国から輸入しているんです。わずかな食べ物を作るために沢山の水が必要です。例えば、1キロのトウモロコシを作るためには、1800リットルの水が必要です。牛肉1キロ作るだけで、10万リットルの水が必要です。沢山の食べ物を輸入するというのは、沢山の水を輸入するというのと同じなんです。
20世紀は火の世紀と言われていました。人間が石油をはじめ、燃料を手に入れ、その恵みを受け発展してきました。でも、繰り返しそのために争いが起き、沢山の人たちも犠牲になりました。21世紀は水の世紀と言われています。つまり、これから一番不足してくる資源は水ではないかと言われています。きっとそのために争いが起き、沢山の人たちが犠牲になるのではないかと言われているんです。無ければ生きていけない水。節水するのは勿論のこと、身近な水源を使って生活を組み立てることも大切です。食糧の自給率を上げる様努力することが、先進国の人たちの責任ではないかと思います。」
以上を紹介させて頂き、会長挨拶としたいと思います。