1月27日の金曜日に、税理士法人栁澤会計主宰の2012経営革新新春セミナーを開催しました。茅野ロータリーからも何人かの方にご参加いただき、有難うございました。
今回のメイン講師は、諏訪東京理科大学の五味嗣夫教授に「急変する中国」と題して、講演をいただきました。現在の中国に至る事情や、中国社会の問題点等も解りやすく解説していただき、参加者からも好評をいただきました。私としては、不動産価格の急落が伝えられ成長のスピードに影が差してきたり、社会体制の不安、秋に習近平政権に移譲された後の見通しなど、もう少し生々しい話も期待していたのですが、残念ながらその辺までは至らなかったかな、と感じています。
GDPの規模で日本を抜いて、中国は世界第2位の経済大国になったわけですが、1人当たりGDPという目で見るとまだまだ少ないので、分子のGDPを成長させていかざるを得ない環境にある、というお話しがとても印象的でした。
日本とは全く異なる政治体制の中での経済運営で有るわけですが、現状の日本の政治の状況を見ていると、自由な民主主義社会が果たして経済運営に最適なのかは、疑ってみる必要もありそうな気がします。個人的には、民主的で個人の自由や人権が保障されて、選挙でリーダーを選べる国が良いと思いますが、政治による経済運営という面でだけ見ると、中国の体制の方が優れているのかな?と思いたくなる部分も大いに有りそうな気がします。
こちらの記事も一緒に読まれております。
Last Update:2012年02月15日