2月16日 会長挨拶

 大相撲の八百長問題がマスコミを賑わせております。「古事記」の神代には、建御雷神が出雲の建御名方神と戦い、「日本書紀」によると相撲は弥生時代、出雲の力持ち野見宿禰が、大和の暴れ者当麻蹴速と天皇の前で対戦して勝ったとあります。これが相撲の始まりです。また奈良時代には「突く殴る蹴る」の禁じ手・四十八手・作法礼法が整備され、鎌倉時代には源頼朝が、戦国時代には織田信長が奨励し、徳川十一代将軍家斉の文化文政時代に大いに盛んになりました。明治四十二年に両国に国技館が建てられてからは「日本の国技」と呼ばれるようになりました。今や日本の文化のひとつと言えます。この機会に、幕下以下の力士の給料等考慮して、この国民的なスポーツが誰からも愛され、親しまれるようになることを期待します。


Last Update:2011年02月16日