2月5日 会長挨拶

 最近、いろいろな人と話をする中で、一年って早いねと言われますが、皆さんはどうでしょうか。私も同じく、若い頃に比べると本当に一年過ぎるのが早く感じています。
 そこで、なぜ人は年を取ると一年が早く感じてしまうのかを調べてみました。そうしましたら、19世紀のフランスの哲学者「ポール・ジャネ」が発案した法則の中で「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する」。例えば、60歳の人間にとって1年の長さは人生の60年分の1年ほどですが、6歳の子供にとっては6年分の1年に当たり、6歳の子供の10日間は60歳の大人の1日間に匹敵するそうです。言い換えてみれば、子供の頃の1年の長さは365日だったのが、おじさん達になると36.5日が一年の長さだそうです。当然個人差はあるとは思いますが、6歳の子供の時より今の方が色々な用事があり短く感じてしまうのは当たり前だと思いますが、逆に嫌な会議やつまらない講演会に出席していると、まだこんな時間かよ、と時間の経過が遅いと感じます。要するに、毎日が楽しく充実していると時間の経過が早く感じるという事だと思います。その積み重ねが「1年って早いね。あっという間だね。」という言葉になっているようです。ただ、この言葉を裏返すと「今年も単調だったなー。何も進歩の無い1年だったなー。」とも取れるので、あまり人前で連発しない方が良いみたいです。最後に、1年間を振り返った時に充実感や満足感をしっかりと実感出来れば年齢に関係なく、時間は平等に流れると思います。そんな事で今年1年、皆さんにとって充実した1年になるよう頑張って下さい。


Last Update:2014年02月05日