1737回 会報

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1737回 会長挨拶

皆さんこんにちは
今日の例会の唱歌、『春の小川』は、作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一のコンビによる日本の童謡の唱歌です。1912年発表。作詞家の高野辰之さんが当時住んでいた東京都渋谷区代々木の周辺を流れる河骨川(こうほねかわ)、と宇田川の情景を歌ったものと言われています。
現在、河骨川、宇田川のほとんどは、コンクリ-ト製品によりフタが閉まった状態で、井の頭通りの道路の下を流れ、渋谷駅東口の北側で渋谷川と合流します。
この渋谷川は、デパ-トで地下がなくて有名な渋谷の東急百貨店と「春の小川」の意外な関係がありました。東急百貨店の東館には、何故か百貨店にツキモノのいわゆる「デパ地下」がありません。これは、先ほどの河骨川、宇田川が合流した渋谷川が地下に流れているためです。地上に百貨店がある川は、日本広しと、言えども、渋谷川だけです。
また、同じく渋谷の西武百貨店のA館とB館の間には、複数の連絡橋がありますが、地下の連絡通路がありません。これは、A館とB館を隔てる井の頭通りの下に、コンクリート製品によりフタが閉まった状態の渋谷川の合流前の宇田川が流れているからです。
コンクリートに囲まれて下水道化した宇田川は、もはや自然の「川」の面影はどこにもありません。さらさらと流れていた「春の小川」の流れは、皮肉にもその上を慌しく行き交う、都会の人々の流れに変わってしまいました。
 以上で会長挨拶と致します。ご清聴ありがとうございました。

1738回 会報

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1738回 会長挨拶代理(副会長 原田和郎)

 私の元患者の鈴木照雄氏(京都大学哲学科卒、関西大学、大阪市立大学、神戸学院大学教授を歴任、大阪市立大学名誉教授)から贈られた著書、「マルクス・アウレリウス自省録」について述べた。
 マルクス・アウレリウスは第16代ローマ皇帝にして、哲学者でもあり、ローマの最も繁栄した五賢帝時代の一人で、多くの名言を残している。「幸福な人生を送るのに必要不可欠なものなどほとんどない、それはすべてあなたの内部、あなたのものの考え方の中にある」、「名声を追う物は、他人の行動に己自身の善を置く、快楽を追う者は善を己の官能に置く、賢者は己の行いに善を置く」等々である。しかしマルクス・アウレリウスは唯一にして最大の失政をしてしまう、それは実子に帝位を継承させてしまい、その息子が暴君となって五賢帝時代にピリオドを打ち、暗黒の時代へと突入させてしまったことである。
 五賢帝時代は優秀な少年を発掘し皇帝の養子とし、最高の教育を施し、次の皇帝へと導くというルールがあり、これを守って繁栄の時代を築いてきたのであるが、運悪く疫病(天然痘)が大流行し、ヨーロッパで500万人もの死者を出したという時代で、マルクスの子も男子は6人中、生き残ったのは1人だけで彼に皇位を継承させてしまったのである。
 哲人君主と言われたローマ皇帝も一人の親だったという側面を知り、歴史の1頁を垣間見ることができた。
 ロータリー会員の皆様も実子が暴君とならないようご注意ください。

1736回 会報

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